こんにちは。 ハーブショップのスタッフ、まみです。 先日ネイチャースタジオを飛び出してグリーンの納品作業をしてきました。 ハーブショップは店頭での販売の他に、外でこんなお仕事もしているんです。 神戸市北区の北鈴蘭台に先月完成した複合施設「KITASUZU HAUS(キタスズハウス)」。その敷地内のガーデンスペースと、1Fにオープンしたファームレストランのインドアグリーンや小物ディスプレイのお仕事でした。 ハーブショップのスタッフは、ネイチャースタジオのガーデンの灌水や草抜きや剪定などのお手入れの作業もしています。ガーデナー見習いの私には勉強になるし、外にいると気持ちもよく、大好きな仕事です。 たまたま藤田さんに、ガーデンの作業楽しいですねと話したら、ちょうど来週北鈴蘭台で植え込みの仕事があるから来てー!と駆り出していただいたのでした。 北鈴蘭台の駅を出て地図に示された方角に坂を少し上がると、道の先におしゃれな帽子を被った人影が。あれは間違いなく藤田さん。地図を見るより明らかな目印です。 ガラス張りのファームレストランに面したガーデンに、お料理に使えるハーブやベリーなどの有用植物の苗が準備されていました。 スペースの周囲をローズマリーでぐるっと囲んで虫除けの役割をしてもらうこと、内側の苗の配置はリズム良く(ポン ポ ポ ポン!と歌うように)、線上に並ばないようにすると自然な仕上がりになることなどを藤田さんに教えてもらいながら、黙々と土を掘り土を掘り、苗を植えていきました。 ガーデンは歩道にも面していたため、通りがかったご近所の方々が、何植えてるの?楽しみね、と嬉しそうに声をかけてくれます。 まだ小さな苗たちがこれからすくすく育って、北鈴蘭台の人々の目を楽しませたり、ファームレストランでお客様に美味しく味わってもらったりするのを想像するとワクワクして、植え込み作業も捗ります。植物の力を改めて感じました。 そして、レストランには観葉植物と、小物のディスプレイをしました。 観葉植物だけでなくディスプレイも藤田さんのアイデアで、たくさんのカゴを吊り、所々にカットしたティーツリーを飾っていきます。...
突然ですが、みなさんはどんな時にミドリノチカラを感じることがありますか? 例えば〜ハイキングに行って森林浴をした時? 張り切って蒔いたルッコラの種が芽を出した時やトマトの苗が見事な実をつけた時?   私は一応、園芸家として20年以上活動させて頂いており、いつもミドリノチカラを近くに感じてはいるのですが。もっともミドリノチカラを感じるのは、そう今です!毎年3月末から桜が咲いては散り、そして桜が新芽を出すタイミングで山の木々が一斉に新芽を展開し始めます。それはそれは全ての植物が毎年毎年、、、まるで口裏合わせをしたかのように一斉に新芽を展開したり常緑樹が厳かな花を咲かし始めるのです。   4月末から始まる連休シーズンは是非近所でもよいので山に行ってもらいたい。 自然界のもの凄い芽吹の力強さ、すなわちミドリノチカラを否が応でも感じることができます。   私は神戸市北区に住んでいるのでよく有馬街道を通りますが、凄いのですよ有馬街道。 展開したての新緑の美しさや目立たないけれど香しい常緑樹の花の香り、もの凄いミドリノチカラを四方から感じながら通行できます。最高です。一年で1番ミドリノチカラを感じる事ができるこの季節、しっかりと自然の豊かさをインプットして健やかに過ごしたいものですね。 BE NATURE !   文/藤田毅
こんにちは 今回もリバーワークス緑化担当の藤田から、グリーンな現場の様子をお伝えしましょう。 さて、前回はちょうど沖縄へ視察に行っていたタイミングでこのメルマガを書いていましたね。 実はその時の沖縄視察のあと、九州へもいっていました。 なぜ私が、こんなに地方へ出張へ行っているのか、、、気になりますよね? 気にならないかもしれませんが、こんな話をする事も滅多にないのでしときましょう! 園芸業界では1〜2月、特に1月に植物の生産地へ視察へ行く事が通例となっています。 なぜかというと、春から始まる園芸シーズン前に仕入れを済ませるという事もありますが、 大きな理由は他にあります。 それは、冬=休眠期だからです。 3月になり気温が上がると植物達は一気に成長期に入り、忙しく動き始めます。 すると園芸店や植栽工事の現場は梅雨時期まであっという間に繁忙期になり、ゆっくり地方を視察する事ができなくなります(とくに春は産地行ってる間に自分たちの管理している植物達の晴れ舞台を見逃してしまう!) 頂くお仕事によってはその都度産地へ急行する事もあるのですが、基本的には1月に様々な産地へ出向いて新しい品種や状態の良い植物達の情報をインプットします。 そしてその情報量がこの一年のお仕事をスムーズにこなす材料となり、武器ともなります。様々な分野の業界と同様に植物業界にも流行りや、新しい品種の開発があります。 少しでも多くの方に、より良いグリーンライフを提供できるようにこのような努力も必要ですよね。...
こんにちは リバーワークスの緑化担当の藤田です。 今私は年始早々沖縄に向かう飛行機の中でこの記事を書いているのですが、今回はリバーワークスの中でもちょっと特殊なお仕事、グリーンの仕事をご紹介したいと思います。 リバーワークスは主にプレイスメイキングの仕事を生業としているのですが、実はプレイスメイキングの現場と緑はとても深い関わりがあり、リバーワークスでは植物の持つ力をプレイスメイキングに活かす事をとても重要な要素と考えています。 今回も今年受注予定の様々な現場で使用する植物の材料を調達する為に、日本最大の観葉植物の生産地へ向かっています。 私はもう20年以上も園芸の世界で仕事をさせてもらっているのですが、今考えてみると当時園芸の業界に入った頃と現在では、世の中から求められる事や私の頭の中が随分と変化してきたように思います。 当時はまだ日本でもイングリッシュガーデンが人気で、植物を必要とする空間も愛好家のお庭を中心としたかなり狭い範囲でしかありませんでした。 それが今は個人のお庭はもちろんですが、駅や公園などの公共空間から商業施設や介護施設、キャンプ場、マンションの共用部分など本当に様々な空間のより近い距離感で植物を、自然を求められています。 このように現代人が自然の癒しを本能的に求める事を活かした緑化デザインをヴァイオフィリックデザインと呼ぶのですが、我々リバーワークスはNATURE STUDIOや直営店であるHERB SHOP、さらには様々なプレイスメイキングの現場で人々と自然との関わりを考え続け、現代社会により良い空間を提供出来るように日々活動しています。 グリーンの現場からこんにちは、どうやら那覇空港に到着したようなので、続きはまた次回にお話ししましょう。
HERB SHOP Category:店舗 Work:内装 / 商品選定 Completion:2021年3月 About Project: ハーブ苗をメインに、果樹や園芸雑貨、こだわりが詰まった加工食品などを販売する「HERB SHOP」 小学校のエントランスだった歴史を活かして、床材や建具をそのまま利用した空間にマッチするよう、ビンテージの家具などを収集し、展示什器としている。 植物などの商品だけでなく、乾燥中の刈りとったハーブ、手作りのリース、剪定した枝を蒸留するための蒸留器など、植物にまつわるものが多様に存在する空間。 見た目だけでなく、その香りも来る人を驚かせている。 お問い合わせ...
みなとやま水族館 Category:施設 Work:設計 / 施工 Completion:2021年3月 About Project: 廃校を活用した水族館。社内の設計士がイメージした空間にマッチする木のオブジェと、水槽内の水草の設計施工を行いました。 エントランスを抜けると、天井から根っこをイメージしたオブジェが現れ、まるで小さな生物になって水中に入り込んだような埋没感を感じられるように設計しました。 その間に連続して配置された水槽には、自然の川の中をイメージした水草を植栽し、生きものたちが泳ぎます。 通常、水槽装飾では使わないようなウッドディスプレイが独特の世界観を演出してくれました。 お問い合わせ Notice: JavaScript...
Nature Studio Category:パブリックスペース Work:設計 / 施工 Completion:2021年3月 About Project: 神戸市兵庫区の廃校活用プロジェクト「NATURE STUDIO」のランドスケープの設計、施工を担当。 施設の「自然と暮らす地域をつくる」というコンセプトを、ランドスケープでも体現すべく、全ての植物が有用植物で構成され、時間の経過と共に地域の方々に愛されていく空間をイメージしました。育っていく過程で収穫される果実やハーブは来園者の方々とシェアしたり、アロマオイルなどに加工したり、より植物と人が近くなるきっかけとして利用されています。 Processed with VSCO...