こんにちは、有限会社リバーワークス 植栽部園芸課、趣味はガーデニングの藤田です。私事ですが先日46 歳になりました。 21歳から園芸業に携わっていますから、早25年…四半世紀を土の上で過ごして参りました。25年という年月をどう捉えるかは業種によって様々だとは思いますが、園芸業界でいうとまだまだ若輩者、やっと園芸のイロハを覚えたに過ぎない段階かと思います。まだまだ経験すべき事、覚えなければならない事が沢山有ります。これから更にそれらの知識や経験を成熟させていき、やっと植物の事がわかって来るんでしょうね。 さて、では今回の本題にいきましょう。 先日北海道へ視察へ行かせてもらいました。   何故北海道へ行ったのかというと、先程の話では無いのですがGREEN COMMONS で講師を担当したり、様々なプロジェクトに携わる上で植物の知識や新しい情報が私の武器となるのですが。やはりその武器を常にアップデートする事は非常に大切だと思ってます。 今回は北海道にあるいくつかのガーデンを巡りガーデンデザインのインプットを、そしてそれらのガーデンで使われている植物達の生産現場へ行き、仕入れルートを開拓する事が目的です。 今回訪れたのは ・上野ファーム ・恵庭市 花の拠点施設 はなふる ・イコロファーム (生産者) ・イコロの森...
こんにちハーブ!リバーワークス園芸家・ハーバリストの伊藤です。 リバーワークスの2拠点のうちのひとつNATURESTUDIOのコンセプチュアルショップである『HERBSHOP』で魔女店長としてはや、2年。 優秀なスタッフに支えられながら、日々お客様と植物を通していろんなお話をさせていただいています。お話しの内容は植物の育て方はもちろんですが、ひとつの植物に何通りもある使い方、食べ方をお話しするとどの方もとても喜んでくださいます。 香りを嗅ぎ、舌にのせて味わう、食べるということは、本当に自分の内に取り込むということ。私に食べられた生き物たちで私はできているという実感を持って毎日を過ごし、この地球で少しでも謙虚に暮らしたいなと思っています。 そんな毎日のなか私はここNATURESTUDIOでも収穫した植物を使って、様々な料理やハーブ療法を楽しんできました。 ●冬に収穫したカーボロネロを使ったオムレツ 初年度に植えてからほったらかしにも関わらず、ガーデンの素敵なアクセントとしてまた春には美味しい葉っぱを提供してくれます。6月頃からは虫さんに負けてしましますが、また来年楽しみにしてるよー。 ●セクシーにんじんのサラダとニンハーブ ちゃんと耕せてないせいか、今年のネイチャーファームのニンジンは枝分かれしたものが多かったようです。 採れたてニンジンはクミンを効かせたキャロットラペに、葉っぱは乾燥させた後冷凍してパセリと同じように使います。 ●もはや雑草、、、ワイルドルッコラ(セルバチコ)の鶏鍋 この香りのよい雑草、いえセルバチコはセリと同じように使っても美味しいです。 かつおだしのきいた鶏鍋にいれると、鶏の脂のうまみをまとい美味しく食べられ、また口の中がさっぱりするのでいくらでも食べられます。もちろんサンドイッチのアクセントにも! ハーブ療法として収穫したカレンデュラの花を乾かしてチンキにしたりもしていますが、 食いしん坊な私は美味しくいただいた方がよく覚えているようです。...
6月22日(土)梅雨入りした曇り空の下で、今年2回目のガーデナークラスの講座を開催しました。数名の欠席者はいらっしゃいましたが、皆さんの視線をビシビシ感じながら講座を進めます。 【植栽管理の基礎2】と題して、今回は基本的な管理業務の知識や技術を1つ1つ丁寧にお伝えしました。知っている事でも植物の種類や季節の具体的な例を挙げながらお話しする事で理解が深くなったかと思います。植物のメカニズムや施す管理に対する根拠に関して改めて再認識することがあったようで、なぜ水遣りは朝がいいのか?や花がらを摘む必要性などがわかっているようで初めて知ることもあったようです。 30分ほどの座学を終え、ボランティアガーデンへ。 先月見たガーデンの姿から、また違う雰囲気を纏った初夏のガーデンを観察。 様々な夏の植物の花や花の芽が我先にと開花し始め、爽やかで賑やかな景色が広がります。 講座で覚えたての知識を実際の植物たちを前に実践、講師の藤田が見本を見せた後には皆さんにも実際に作業してもらいました。 作業中にもたくさんの質疑があり、充実した作業時間はあっという間に過ぎていきました。既にたくさんの花芽を加えたユーパトリュームの一部を秋に開花させるべくカットバック、恐る恐る鋏を入れる受講者さんの様子が可愛かったです。 途中、樹木の剪定についてアシスタントの大友さんからお話いただき、剪定作業の理解が深まったのではないでしょうか?肝心なのは愛と勇気です! 作業の後はテーブルごとのグループセッション。本日の講座を振り返りながらもう一度分からない事などを確認していきます。何名かの方には皆さんに共有してもらい、講師によって解決することができました。 非常にスムーズに講座を進めることができ、最後の余った時間を挿木するための挿し穂のレクチャーに充てる授業。実際に剪定してきたホワイトセージを使ったデモンストレーションを皆さんが大変興味深く見ていただきました。 植栽管理の基礎、非常に大事なのですがやはり現場で作業を共有することが大切だと感じました。次回も非常に楽しみです。よろしくお願いします! GREEN COMMONS 講師 藤田毅...
こんにちは。 ハーブショップスタッフの西村です。 夏至の日も過ぎ、ネイチャースタジオの植物たちも旺盛になってきました。 ネイチャースタジオのシンボルツリー、ティーツリー・スノーインサマーや、ザクロの花が咲いて、夏の訪れを感じています。   梅雨の猛暑に、植物たちが暑さにびっくりしていないか。雑草が大きくなり過ぎてはいないか。朝の灌水をしながら様子をみています。   なんでもないハーブショップでの1日。を訳すと、 a day in the life at the...
こんにちは。 ハーブショップのスタッフ、まみです。 先日ネイチャースタジオを飛び出してグリーンの納品作業をしてきました。 ハーブショップは店頭での販売の他に、外でこんなお仕事もしているんです。 神戸市北区の北鈴蘭台に先月完成した複合施設「KITASUZU HAUS(キタスズハウス)」。その敷地内のガーデンスペースと、1Fにオープンしたファームレストランのインドアグリーンや小物ディスプレイのお仕事でした。 ハーブショップのスタッフは、ネイチャースタジオのガーデンの灌水や草抜きや剪定などのお手入れの作業もしています。ガーデナー見習いの私には勉強になるし、外にいると気持ちもよく、大好きな仕事です。 たまたま藤田さんに、ガーデンの作業楽しいですねと話したら、ちょうど来週北鈴蘭台で植え込みの仕事があるから来てー!と駆り出していただいたのでした。 北鈴蘭台の駅を出て地図に示された方角に坂を少し上がると、道の先におしゃれな帽子を被った人影が。あれは間違いなく藤田さん。地図を見るより明らかな目印です。 ガラス張りのファームレストランに面したガーデンに、お料理に使えるハーブやベリーなどの有用植物の苗が準備されていました。 スペースの周囲をローズマリーでぐるっと囲んで虫除けの役割をしてもらうこと、内側の苗の配置はリズム良く(ポン ポ ポ ポン!と歌うように)、線上に並ばないようにすると自然な仕上がりになることなどを藤田さんに教えてもらいながら、黙々と土を掘り土を掘り、苗を植えていきました。 ガーデンは歩道にも面していたため、通りがかったご近所の方々が、何植えてるの?楽しみね、と嬉しそうに声をかけてくれます。 まだ小さな苗たちがこれからすくすく育って、北鈴蘭台の人々の目を楽しませたり、ファームレストランでお客様に美味しく味わってもらったりするのを想像するとワクワクして、植え込み作業も捗ります。植物の力を改めて感じました。 そして、レストランには観葉植物と、小物のディスプレイをしました。 観葉植物だけでなくディスプレイも藤田さんのアイデアで、たくさんのカゴを吊り、所々にカットしたティーツリーを飾っていきます。...
突然ですが、みなさんはどんな時にミドリノチカラを感じることがありますか? 例えば〜ハイキングに行って森林浴をした時? 張り切って蒔いたルッコラの種が芽を出した時やトマトの苗が見事な実をつけた時?   私は一応、園芸家として20年以上活動させて頂いており、いつもミドリノチカラを近くに感じてはいるのですが。もっともミドリノチカラを感じるのは、そう今です!毎年3月末から桜が咲いては散り、そして桜が新芽を出すタイミングで山の木々が一斉に新芽を展開し始めます。それはそれは全ての植物が毎年毎年、、、まるで口裏合わせをしたかのように一斉に新芽を展開したり常緑樹が厳かな花を咲かし始めるのです。   4月末から始まる連休シーズンは是非近所でもよいので山に行ってもらいたい。 自然界のもの凄い芽吹の力強さ、すなわちミドリノチカラを否が応でも感じることができます。   私は神戸市北区に住んでいるのでよく有馬街道を通りますが、凄いのですよ有馬街道。 展開したての新緑の美しさや目立たないけれど香しい常緑樹の花の香り、もの凄いミドリノチカラを四方から感じながら通行できます。最高です。一年で1番ミドリノチカラを感じる事ができるこの季節、しっかりと自然の豊かさをインプットして健やかに過ごしたいものですね。 BE NATURE !   文/藤田毅
こんにちは 今回もリバーワークス緑化担当の藤田から、グリーンな現場の様子をお伝えしましょう。 さて、前回はちょうど沖縄へ視察に行っていたタイミングでこのメルマガを書いていましたね。 実はその時の沖縄視察のあと、九州へもいっていました。 なぜ私が、こんなに地方へ出張へ行っているのか、、、気になりますよね? 気にならないかもしれませんが、こんな話をする事も滅多にないのでしときましょう! 園芸業界では1〜2月、特に1月に植物の生産地へ視察へ行く事が通例となっています。 なぜかというと、春から始まる園芸シーズン前に仕入れを済ませるという事もありますが、 大きな理由は他にあります。 それは、冬=休眠期だからです。 3月になり気温が上がると植物達は一気に成長期に入り、忙しく動き始めます。 すると園芸店や植栽工事の現場は梅雨時期まであっという間に繁忙期になり、ゆっくり地方を視察する事ができなくなります(とくに春は産地行ってる間に自分たちの管理している植物達の晴れ舞台を見逃してしまう!) 頂くお仕事によってはその都度産地へ急行する事もあるのですが、基本的には1月に様々な産地へ出向いて新しい品種や状態の良い植物達の情報をインプットします。 そしてその情報量がこの一年のお仕事をスムーズにこなす材料となり、武器ともなります。様々な分野の業界と同様に植物業界にも流行りや、新しい品種の開発があります。 少しでも多くの方に、より良いグリーンライフを提供できるようにこのような努力も必要ですよね。...
こんにちは リバーワークスの緑化担当の藤田です。 今私は年始早々沖縄に向かう飛行機の中でこの記事を書いているのですが、今回はリバーワークスの中でもちょっと特殊なお仕事、グリーンの仕事をご紹介したいと思います。 リバーワークスは主にプレイスメイキングの仕事を生業としているのですが、実はプレイスメイキングの現場と緑はとても深い関わりがあり、リバーワークスでは植物の持つ力をプレイスメイキングに活かす事をとても重要な要素と考えています。 今回も今年受注予定の様々な現場で使用する植物の材料を調達する為に、日本最大の観葉植物の生産地へ向かっています。 私はもう20年以上も園芸の世界で仕事をさせてもらっているのですが、今考えてみると当時園芸の業界に入った頃と現在では、世の中から求められる事や私の頭の中が随分と変化してきたように思います。 当時はまだ日本でもイングリッシュガーデンが人気で、植物を必要とする空間も愛好家のお庭を中心としたかなり狭い範囲でしかありませんでした。 それが今は個人のお庭はもちろんですが、駅や公園などの公共空間から商業施設や介護施設、キャンプ場、マンションの共用部分など本当に様々な空間のより近い距離感で植物を、自然を求められています。 このように現代人が自然の癒しを本能的に求める事を活かした緑化デザインをヴァイオフィリックデザインと呼ぶのですが、我々リバーワークスはNATURE STUDIOや直営店であるHERB SHOP、さらには様々なプレイスメイキングの現場で人々と自然との関わりを考え続け、現代社会により良い空間を提供出来るように日々活動しています。 グリーンの現場からこんにちは、どうやら那覇空港に到着したようなので、続きはまた次回にお話ししましょう。
「自然と暮らすまち、HERB CITY」 神戸のまちが、HERB CITYへと育っていくことを願って、私たちは日々さまざまな取り組みを行っています。そのうちの1つが、HERB SHOPです。 HERB SHOPは神戸市の北部、兵庫区にお店があります。 廃校になった湊山小学校をリノベーションしてつくられた複合施設「NATURE STUDIO」の1階で「自然とつながる地域をつくる」というNATURE STUDIOのコンセプトのもと、施設の旗艦店として、植物を取り入れた暮らしの提案をしています。 お店では、ハーブ苗やスタッフがこだわってセレクトした園芸雑貨の販売のほかに、月に数回ハーブの利用法を学べる「ハーブの習いごと」を開催しています。また、植物を取り入れた暮らしの提案のひとつとして、アロマスプレーやハーブソルト作りなど体験も楽しめます。 植物を取り入れると、毎日の生活がちょっとだけ豊かになる。からだにも、地球にもやさしくできる。 私たちのお届けする商品が、植物を取り入れた暮らしをはじめるきっかけとなることを願って、この度オンラインショップを開設しました。 【HERB SHOP】オンラインストア...
10/21に、GREEN COMMONS #5「補植の考え方と球根植物について」が開講されました。 今回は、普段講師を務めている藤田が出張中のため、伊藤が講師を務めました。 【GREEN COMMONSサポーター募集】 東遊園地内のボランティアガーデンのお世話をしたい!というサポーターも募集しています。 ご関心ある方は、ぜひご連絡ください。 ■申込・問合せ ①名前②電話番号③アドレスをご記入の上、メール(info@urbanpicnic.jp)にてご連絡ください。