気づけば、3月。芽吹きの季節がやってきましたね。 数日前の少し気温が上がった日、街中を歩くと高校の卒業式後であろう学生にたくさん出会いました。私は、この時期の、クリスマスや年末とも違う少し浮かれた雰囲気の漂う街中を歩くのが、割と好きです。一方で、この時期は毎年、花粉や気温変化によるからだの不調にも悩まされます。先日、そんなからだの不調をHERB SHOPの魔女に相談して、魔女特製のハーブティを作っていただきました。 ブレンド内容は、 ・カモミール ・レモンバーム ・レモンバーベナ ・ローズヒップ ・ペパーミント ・ハニーブッシュ と、女性のからだの不調に寄り添う効果が期待できるハーブが中心でした。 せっかくのオリジナルブレンドハーブティだったので、ガラス製のマグを購入して、夜寝る前に、家でハーブティを淹れてみました。 ガラス製のマグで淹れると、お湯を注いたときにふわっとハーブが開いて、ゆっくりとお湯にハーブが抽出されていくようすがみることができます。 フレッシュのハーブをお湯に入れてもこんなに抽出されないのに、一度ドライにしたものにお湯を注ぐとしっかり抽出される。不思議だなあ。 そんなことを考えながら、ぼーっとマグを眺めていました。...
リバーワークスでHERBSHOPの魔女として日々植物のある生活のご紹介をしてこの春でまる3年になります。 3年といえばガーデンを計画し植えた植物がしっかり根付き見ごろを迎え始める時期です。 さて私やHERBSHOPが蒔いてきた種たちは今年、どのような成長をするのでしょうか。 ぜひ今年実らせたいHERBSHOPの取り組みをご紹介したいと思います。 湊山温泉×ハーブ 年に数回。それぞれの季節に合わせてNATURESTUDIOで栽培、収穫したハーブを湊山温泉でハーブ湯として使っていただく取り組みです。温泉の効果に加えてハーブの香りを楽しみ、ハーブのもつ作用でリラックス効果が高まり、日ごろの疲れを癒す体験となること間違いなしです。   ハーブの習いごと×徹底的にハーブ 各回1種類のハーブを徹底的に楽しみたい 例えばローズマリーの回は、 実際植えて栽培方法の確認、収穫 ローズマリーの品種、歴史、使い方 お料理からティからアロマとしての使い方まで 徹底的に学んで、食べて使うワークショップにしたいなと思っています。  ...
12月中旬、ようやく冬めいた日がおとずれはじめた頃、東遊園地・ボランティアガーデンに気の早いスノードロップが花を咲かせました。 この日は月に2、3回実施しているメンテナンスデー。 可憐に咲く姿が美しく、GREEN COMMONSのメンバーと見つけるとほっこりした気持ちを分かち合いました。ガーデンのメンテナンスデーはいつも新しい発見があります。 園芸家の藤田さんや伊藤さんとガーデンを観察するひととき、実は心ひそかに楽しみにしている時間です。 今年のGREEN COMMONS はたくさんのメンバーが参加しているので、本講座で学んだことでも、メンテナンスデーに少人数で園芸家チームと観察しながら振り返る時間は、よい復習にもなります。そして、とても贅沢な時間。 メンテナンスデーなので地道な除草作業などもありますが、街中で草をむしるという単純作業に没頭できるのもリフレッシュでき、手が入ったガーデンを見ると達成感を感じます。 年末から、来年のGREEN COMMONS の計画をはじめています。メンバーとじっくりと学ぶ時間、作業する時間、話をする時間を意識して考えていきたいなと思う一日でした。
「砂時計が全て落ちましたら、ちょうど飲み頃です。」 小さな砂時計の砂が落ちる様子を眺めながら、パンプキン型のガラスティーポットに視線を移すと、ポットの中を踊るように茶葉がジャンピング。茶葉がポットの中で対流することで香りと味わいが増すのだそうです。今日選んだハーブティーは『オータムビューティー』。秋冬をイメージした(HERB SHOPの魔女特製の)美しい赤色の季節限定ハーブティーです。 身体が温まるような、赤く色付いたハーブティーを注ぐと、カモミールの甘い香りがふんわりと広がり、とってもいい香りです。 甘い香りに乗せてルイボスのまろやかさと、ほんのりとした酸味、次にローズヒップのしっかりとした酸味が広がり、最後は、爽やかなさっぱりとした甘みを持つレモンバーベナの香りが広がります。意外にも、すーっと後味さっぱりな味わいのハーブティーです。 カモミールにマローブルー、ローズにローズヒップ、そしてルイボス、レモンバーベナ。 ハーブティーで、心身のリラックスと美肌効果が叶うだなんて。なんと嬉しいのでしょう! 「皆さま…。」 「そろそろ、お茶の時間にしませんか?」 (なんだか、読むのをやめて一息つきたくなってきてしまいましたね。クッキーとハーブティー…。) あともう少し、、HERB SHOP 『TEA SALON』この冬からオープンしています。 ただ店内を見てまわるだけでなく、もっと!もっと!ハーブの香りに触れて・味わって、ゆったりと過ごして頂きたいという想いから生まれたカフェスペース『TEA ...
HERB SHOPで、ハーブティーサロンが始まります。 HERB SHOPの魔女特製のハーブティーを飲みながら店内でゆっくり過ごしていただけるように、店内レイアウトも大きく変更。 植物あふれる店内で、その時のシーンに合わせたハーブティーをご提供します。 HERB SHOPオリジナルのハーブティーは、園内で育てたハーブ配合の、からだ喜ぶハーブティーです。 HERB SHOPには他にも、剪定した植物を余すことなく大切に使ったオイルやアロマスプレーなど、植物を暮らしに取り入れるきっかけになるようなグッズがたくさん。 ハーブティーを飲みながら、自然とつながる体験をしてみませんか。ふらりと、お立ち寄りください。 オープン日:2024年11月19日(火) 10:00
みなさんこんにちハーブ! はげしく暑かった夏も終わり、実りの秋真っただ中ですね。 草抜きをしたり、藪で遊んだりするといろいろな種たちがくっついてくる秋、 どんぐりや野ばらの実を収穫して楽しむ秋。みなさん楽しんでいますか?   先日NATURE STUDIOでイネ科のパニカム ダラスブルーの倒れた穂を剪定して、 【魔女のほうき】をつくりました。ワンポイントにペニセタムとメリケンカルカヤをあしらいました。メリケンカルカヤは要注意外来生物なので生えていたものは除草したのですが、少し使わせていただきましたよ。 そしてこの魔女の箒に乗れるよ!とご案内すると… たくさんの子供たち、少しの大人たちがほうきを借りにきてくれ かわいい魔女さんが毎日現れています。 写真をとったり、飛んだり跳ねたりポーズを決めてみたり、みなさんの楽しそうな風景が秋のNATURE STUDIOをさらに素敵に魅せてくれていました。 メンテナンスで取り除いた草たちを束ねてみただけの箒、それがこんな素敵な風景を作るなんて『みどりのちから』なんですね! NATURE...
涼しげな秋の虫たちがの声が心地よく聴こえる夕暮れ、 ハーブ好きな人たちが、気ままにハーブについて語り合う。 HERB SHOP閉店後に、ひっそりはじまるハーブな夜会へ、ようこそ! シックな黒コーデで揃えた魔女と園芸家が迎える、第1回 HERB SALON 『Herb cooking PLANTS TALK』が、先日催されました。 クッキングをしながらのプランツトークという事で、NATURE  STUDIOで育てたハーブを使ったお料理が並びました。 「鶏と茄子レモングラス炒め」「サバ缶と玉葱のハーブソルト風味(お好みでマヨネーズとチャイブをかけて)」「塩漬けオリーブのハーブソルトパスタ」に、「ウォーターミント、ジェノベーゼバジル、ブッシュバジルを使った摘みたてモヒート(甘さはステビアで)」(ブッシュバジルのモヒートは、ハーブの香りを引き立てるという園芸家こだわりのホワイトラムにぴったりで、この日の一番人気でした。) また、あまり飲むことはない「芳香蒸留水を使った風変わりなモヒート」も登場しました。(試飲で、ローズマリーの芳香蒸留水を頂いたのですが、カーンッと突き抜けたような香りと、クゥーッと喉か鼻にかけて強く抜ける味は、まさに衝撃的なお味でした。)...
こんにちは、有限会社リバーワークス 植栽部園芸課、趣味はガーデニングの藤田です。私事ですが先日46 歳になりました。 21歳から園芸業に携わっていますから、早25年…四半世紀を土の上で過ごして参りました。25年という年月をどう捉えるかは業種によって様々だとは思いますが、園芸業界でいうとまだまだ若輩者、やっと園芸のイロハを覚えたに過ぎない段階かと思います。まだまだ経験すべき事、覚えなければならない事が沢山有ります。これから更にそれらの知識や経験を成熟させていき、やっと植物の事がわかって来るんでしょうね。 さて、では今回の本題にいきましょう。 先日北海道へ視察へ行かせてもらいました。   何故北海道へ行ったのかというと、先程の話では無いのですがGREEN COMMONS で講師を担当したり、様々なプロジェクトに携わる上で植物の知識や新しい情報が私の武器となるのですが。やはりその武器を常にアップデートする事は非常に大切だと思ってます。 今回は北海道にあるいくつかのガーデンを巡りガーデンデザインのインプットを、そしてそれらのガーデンで使われている植物達の生産現場へ行き、仕入れルートを開拓する事が目的です。 今回訪れたのは ・上野ファーム ・恵庭市 花の拠点施設 はなふる ・イコロファーム (生産者) ・イコロの森...
こんにちハーブ!リバーワークス園芸家・ハーバリストの伊藤です。 リバーワークスの2拠点のうちのひとつNATURESTUDIOのコンセプチュアルショップである『HERBSHOP』で魔女店長としてはや、2年。 優秀なスタッフに支えられながら、日々お客様と植物を通していろんなお話をさせていただいています。お話しの内容は植物の育て方はもちろんですが、ひとつの植物に何通りもある使い方、食べ方をお話しするとどの方もとても喜んでくださいます。 香りを嗅ぎ、舌にのせて味わう、食べるということは、本当に自分の内に取り込むということ。私に食べられた生き物たちで私はできているという実感を持って毎日を過ごし、この地球で少しでも謙虚に暮らしたいなと思っています。 そんな毎日のなか私はここNATURESTUDIOでも収穫した植物を使って、様々な料理やハーブ療法を楽しんできました。 ●冬に収穫したカーボロネロを使ったオムレツ 初年度に植えてからほったらかしにも関わらず、ガーデンの素敵なアクセントとしてまた春には美味しい葉っぱを提供してくれます。6月頃からは虫さんに負けてしましますが、また来年楽しみにしてるよー。 ●セクシーにんじんのサラダとニンハーブ ちゃんと耕せてないせいか、今年のネイチャーファームのニンジンは枝分かれしたものが多かったようです。 採れたてニンジンはクミンを効かせたキャロットラペに、葉っぱは乾燥させた後冷凍してパセリと同じように使います。 ●もはや雑草、、、ワイルドルッコラ(セルバチコ)の鶏鍋 この香りのよい雑草、いえセルバチコはセリと同じように使っても美味しいです。 かつおだしのきいた鶏鍋にいれると、鶏の脂のうまみをまとい美味しく食べられ、また口の中がさっぱりするのでいくらでも食べられます。もちろんサンドイッチのアクセントにも! ハーブ療法として収穫したカレンデュラの花を乾かしてチンキにしたりもしていますが、 食いしん坊な私は美味しくいただいた方がよく覚えているようです。...
6月22日(土)梅雨入りした曇り空の下で、今年2回目のガーデナークラスの講座を開催しました。数名の欠席者はいらっしゃいましたが、皆さんの視線をビシビシ感じながら講座を進めます。 【植栽管理の基礎2】と題して、今回は基本的な管理業務の知識や技術を1つ1つ丁寧にお伝えしました。知っている事でも植物の種類や季節の具体的な例を挙げながらお話しする事で理解が深くなったかと思います。植物のメカニズムや施す管理に対する根拠に関して改めて再認識することがあったようで、なぜ水遣りは朝がいいのか?や花がらを摘む必要性などがわかっているようで初めて知ることもあったようです。 30分ほどの座学を終え、ボランティアガーデンへ。 先月見たガーデンの姿から、また違う雰囲気を纏った初夏のガーデンを観察。 様々な夏の植物の花や花の芽が我先にと開花し始め、爽やかで賑やかな景色が広がります。 講座で覚えたての知識を実際の植物たちを前に実践、講師の藤田が見本を見せた後には皆さんにも実際に作業してもらいました。 作業中にもたくさんの質疑があり、充実した作業時間はあっという間に過ぎていきました。既にたくさんの花芽を加えたユーパトリュームの一部を秋に開花させるべくカットバック、恐る恐る鋏を入れる受講者さんの様子が可愛かったです。 途中、樹木の剪定についてアシスタントの大友さんからお話いただき、剪定作業の理解が深まったのではないでしょうか?肝心なのは愛と勇気です! 作業の後はテーブルごとのグループセッション。本日の講座を振り返りながらもう一度分からない事などを確認していきます。何名かの方には皆さんに共有してもらい、講師によって解決することができました。 非常にスムーズに講座を進めることができ、最後の余った時間を挿木するための挿し穂のレクチャーに充てる授業。実際に剪定してきたホワイトセージを使ったデモンストレーションを皆さんが大変興味深く見ていただきました。 植栽管理の基礎、非常に大事なのですがやはり現場で作業を共有することが大切だと感じました。次回も非常に楽しみです。よろしくお願いします! GREEN COMMONS 講師 藤田毅...