新しい知識を得るための挑戦は年齢に関係なく、誰もが可能であることを教えてくれます。

「イネス・メヒア(1870-1938)は、51歳で大学生になり植物学を志し、植物学者として13年間、中南米で500もの新種を発見しました。新種の発掘は彼女に限った活動ではなく、毎年、2千近くの新種の植物が発見されている…」のですから驚きです。

私自身、今年からGREEN COMMONS(グリーンコモンズ)のガーデナークラス参加していますが、HERB SHOPに出会うまで、植物を本格的に学んだことはありませんでした。

ガーデナークラスに参加する度に、植物への学びに熱心な方々が、こんなにも多くいらっしゃるのだということに驚くと共に、植物やガーデニングについて学び、触れることにとても喜びと感謝を感じています。

7月の授業では「カットバック」について学び、ガーデンに咲く植物たちのケアは、目の前にある美しさだけでなく、先の美しさを想像し、見据えて手を加えることが大切であると学びました。

ガーデナーの藤田先生曰く、「園芸の基本は観察すること」だそうです。

観察は、どの分野でも共通して大切なことですが、とりわけ、話したり、動いたりせず、静かに存在する植物たちに関しては、毎日様子を見て、応えてあげなと、より良い成長を促すことは出来ないのだと毎日実感しています。

そして「植物もまた人を見ている」ということに、気が引き締まる思いです。(汗)

HERB SHOPでのお馴染み話に、イギリスのガーデナーたちは、庭への敬意を示して、背広を身に纏い(お洒落をして)お庭出るというお話があります。

このことを知ってから私も、お庭への装いは、植物や季節の色をイメージした(自分で楽しい)お洋服を着るように心掛けています。

きっと植物たちが見てくれていることを信じて、私自身も植物たちにとって良い環境の一員になれるようにという思いを込めてです。(笑)

皆さまは、お庭に出る時、ガーデニングを楽しむ時、どんなことを心掛けておられますか?また、教えて下さいね。

今月、新たにオープンした『食べる植物園』の2階キッチンでは、植物の観察やふれる体験を楽しんで頂けます。植物たちの中でも特に、魅力的なハーブやエディブルプランツたちを、ぜひ一緒に探求してみましょう。美しさ、香り、味わいに満ちた不思議な植物たちの世界は、いつでも新たな驚きと発見を私たちにもたらしてくれます。

文/中村 萌夏