みなさん、こんにちは。リバーワークスの野中です。
先日、バンドー神戸青少年科学館で開催された「コンポストを作ろうワークショップ」に、講師として出張してきました。
昨年、科学館から「屋上を、緑を中心に人々が集う場所にしたい」とご相談をいただいたことをきっかけに、ハーブ苗の寄せ植えとコンポスター(堆肥づくりの容器)を設置しました。そして今年からは、いよいよ本格的にコンポストづくりの取り組みがスタートしています。
ワークショップ当日は、久しぶりにたくさんの方の前に授業形式でお話しをさせていただきました。3年ほど前まで中学校で理科の教員をしていたのですが、久々の“授業”にちょっと緊張してしまいました。笑

(写真:ワークショップ当日のようす)
ところでみなさん「コンポスト」はご存じでしょうか?
コンポストは、堆肥(たいひ)を意味する言葉で、生ごみをリサイクルする方法のひとつです。
では、堆肥とは、何でしょうか?
ワークショップ当日も同じ質問を投げかけてみたのですが、子どもたちからは「肥料のこと!」という答えが返ってきました。
肥料と堆肥。
この2つは、確かに同じような意味を持つイメージがありますが、実は、異なる意味を持っています。
肥料は、植物を育てるため「植物」に与える栄養のこと。
一方で堆肥は、植物を育てるため「土」に与える栄養のことで、いわば土のためのご飯です。
生ごみが、土のためのご飯になる。
その土を使って、植物を育てる。
そんな小さな循環が、科学館の屋上で始まろうとしています。
コンポストワークショップは今後も開催予定とのことですので、科学館のウェブサイトなどで、最新情報をぜひ、チェックしてみてくださいね。